2006年09月19日

【重要】的中率の誤差を許容する方法 その2

A30.
わかり辛らかったと思うのですが先週お話したことをまとめると以下の2つです。

・各的中率について、目安として平均的中率くらいの誤差が存在する。
 平均的中率=100÷総買い目数

・誤差が平均的中率程度だとするとそれを許容するために、平均的中率×3以上の的中率の馬券を期待値200%以上の時に買うと、誤差を踏まえても回収率130%程度になる。

もうお気づきだと思いますが、「単勝率20%以上がいい」ということも出走頭数によって平均的中率が変わる訳ですから、出走頭数ごとに推奨値が変わることになります。

16頭立てだと
 100÷16頭×3=18.75%以上ですが、
6頭立てだと
 100÷6頭×3=49.99%以上を狙うことが好ましいということになります。

ここでようやく他の馬券種類について書きますが、16頭立ての馬単だと買い目が16×15=240通りになります。
平均的中率は、100÷240=0.41%で 係数×3すると1.24%になります。
ここでやっと「馬単は、1%以上がいい」という根拠が見えてきました。

16頭立ての3連単だと16×15×14=3360通りで、
推奨的中率は、100÷3360×3=0.08%となります。

メールで指摘があった、複勝を的中率25%以上のときに買った場合の話ですが、
書籍でも複勝に関する推奨パターンは示していなかったと思いますし馬券シミュレーションでもいい数字は出なかったと思います。

10頭立てレースですと、
複勝の推奨的中率は、300÷10×3=90%となります。
※複勝は的中が3点あるので100→300となる

16頭立てのレースでは 300÷16×3=56.25%以上が購入ゾーンになりかなり狭い範囲が対象になることがわかります。
期待値が高い馬は穴寄りの馬にあります。
本命寄りの馬に有利な計算式になっている複勝オッズでは、対象は少なくなります。
さらに入線馬によってオッズが変る計算式も期待値算出にさらに誤差を生みます。
これらのことが複勝(ワイドも)で儲からない理由です。


ここまで書くと言われてしまうと思いますので、先に言っておきます。

「小数点以下第2位で的中率を絞り込みたい」
「推奨的中率で投票が制限される画面がほしい」
「馬券シミュレーションで×3の的中率係数を変えて検証したい」

プロフェッショナル版のみの機能になってしまいますが、Ver1.1.8で実装しました。

期待値投票オプション


オプションで係数を指定する。





20060902小倉10R期待値投票

9/2の小倉10Rでは、単勝、複勝は買っていい馬券が無かった(白くなって選べない)ことがわかります。

因みに馬連(5,540円)、馬単(12,920円)、3連複(32,770円)は買っていいエリアにあり当たってます。


Posted by ratebustergold at 2006年09月19日 14:39│レイトバスターの答え